2021年3月5日「啓蟄」
辛卯（かのと・う）の月
毎年、3月上旬～4月上旬は「卯」の月です。
卯の五行は木、陰陽は陰、草花の情景です。
3月20日には春分を迎え、春の盛りとなります。
季節の盛りは「旺（おう）」と呼ばれ、安定を意味します。
生まれ日の干支に旺の十二支が多い方は、おっとり、のんびり、安定感のあるタイプ。
新しいことを始めたり、次々と行動を起こすのは、少し苦手かもしれません。
五行「木」には、自分という意味があり、陽の木はそのまま「自分」と解釈し、陰の木は「自分の居場所」や「人間関係」と解釈します。
安心できる場、心地の良い空間、気の置けない仲間、自分が自分でいられるところ、そんなイメージですね。
辛は宝石。あるいは、豊かさの象徴。
プライドや名誉、という解釈もできます。
五行は金、陰陽は陰です。
五行「金」は、「木」を剋するエネルギー。
剋するとは、制限する、コントロールする、支持する、整える、と解釈します。
このことから、「辛卯」の月は、春の盛り、伸び伸びと枝葉を広げる草花を美しく整えていく月、ということになります。
そのことを踏まえて、今月の大きなテーマは「人間関係」と「居場所」になるでしょう。
一緒にいて豊かな気持ちになれる人、向上心を刺激してくれる人、楽しい人とのご縁を大切にしましょう。
居場所を整える、という意味で、掃除や整理整頓もおすすめです。
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