四柱推命基礎の基礎講座

『四柱と八字』四柱推命基礎の基礎講座2

こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。

わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。

第2回目の今日は、
四柱と八字
について解説していきます。

ちなみに前回は「六十干支のしくみ」という内容でした。

『六十干支のしくみ』四柱推命基礎の基礎講座1四柱推命札幌 占いのいなば 四柱推命の基本を解説しています。...

今回も、
後半にまとめと宿題がありますので、
上手に活用して頂けたら嬉しいです。

では、
本題に入りましょう。

六十干支と四柱八字

前回解説させて頂いた六十干支は、
旧暦を基準にして、
1年に1つずつ、
60年かけて一巡します。
60歳になることを還暦と言いますよね。
還暦とは元々、
六十干支が一巡しました、
という意味です。

旧暦の1年の始まりは元旦ではなく、
立春、
毎年2月4日前後となります。
節分の翌日、
と覚えると分かりやすいかもしれません。

更に。
月は60ヶ月で一巡、
日は60日で一巡、
こちらも旧暦を基準にします。

1ヶ月の始まりを
「節入日」せついりび・ふしいりび
と呼びます。
毎月だいたい5日前後です。

時間は2時間ごとに1つの干支ずつ、
120時間かけて六十干支が一巡します。
年の 「干」「支」
月の 「干」「支」
日の 「干」「支」
時間の「干」「支」
年と月と日と時間、
四つの柱と八つの文字。
この八つの文字を「八字」と呼びます。

中国では四柱推命ではなく、
八字(パーツー)と呼ぶのが、
一般的なようです。

そしてこの四柱、八字のことを
「命式」
と呼んで占いの軸とします。

四柱の配置ルール

さて。
四柱推命では、
四柱の配置にルールがあります。

まず、
年の干支を一番右側に配置し、
これを「年柱」と呼びます。
「年干」は年柱の干、
「年支」は年柱の支ですね。

次は、
月の干支を年柱の左側に配置します。
これを「月柱」と呼び、
「月干」は月柱の干、
「月支」は月柱の支です

更に。
日の干支を月柱の左側に配置します。
これを「日柱」と呼び、
「日干」は日柱の干、
「日支」は日柱の支です。

最後に、
時間の干支を日柱の左側に配置します。
これを「時柱」と呼び、
「時干」は時柱の干、
「時支」は時柱の支です。

前回のおさらいとなりますが、
年干、月干、日干、時干には「干」が入り、
年支、月支、日支、時支には「支」が入り、
干と支の陰陽は必ず同じになります。

例 2019年5月1日10:00 東京都

時柱 日柱 月柱 年柱
天干
地支

年柱の干支は六十干支の36番目己亥
月柱の干支は六十干支の5番目戊辰
日柱の干支は六十干支の35番目戊戌
時柱の干支は六十干支54番目の丁巳

八字の配置と意味

八字が配置される場所にはそれぞれ、
意味があり、
これを「座位(ざい)」と呼ぶこともあります。

時柱 日柱 月柱 年柱
天干 日主 仕事
地支 配偶者 家系

年柱は、幼少期、
親や目上の人、
与えられた環境を表す場所で、
年干は父、年支は母の場所(座位)です。

月柱は、青年期、
家系を表す場所ですが、
現代においては、
家系とのつながり、
関わりが薄い方も増えていますので、
自分がつくっていく家族の形や、
仕事運、社会的な立場などと
置き換えることもあります。

月支は、
「月支月命」と呼んで、
特に重要視します。

日柱は、壮年期、
自分を表す場所で、
日干は、
「日主」と呼び、
自分自身の場所(座位)、
日支は配偶者の場所(座位)です。

時柱は、晩年期、
子供や目下の人、
次の世代に残すものを表します。

八字の中でも重要となるのが、
日干の「日主」
そして、
月柱の「月支月命」です。
後日詳しく解説しますので、
覚えておいてくださいね。

例の場合は、
日主は「戊」、
月支月命は「辰」、
ということになります。
出生時間が不明の場合には、
月柱で、
子供や目下の人との関係を
みることもあります。

次回は「五行の性質」

次回は、
「五行の性質」
について解説します。
今日のまとめと今日の宿題に続きます。

 

【今日のまとめ】

1 六十干支は、60年で一巡、60ヶ月で一巡、60日で一巡、2時間ごと120時間で一巡している。
2 六十干支は旧暦を基準に巡っている。
3 四柱推命では、右側から左側に向かって、年干支、月干支、日干支、時間干支と配置するルールがあり、「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」と呼ぶ。
4 配置された4つの干支を「四柱」、8つの文字を「八字」と呼ぶ。
5 四柱、八字のことを「命式」と呼ぶ。
6 年柱は幼少期・親、月柱は青年期・家系、日柱は壮年期・自分、時柱は晩年期・子供を表す。
7 日干を「日主」、月干を「月支月命」と呼び、重要視する。

 

【今日の宿題】

1 年柱、月柱、日柱、時柱の配置と意味を覚える。
2 日主、月支月命の場所を覚える。
3 十干と十二支を逆順でも言えて書けるようにする。
癸みずのと・壬みずのえ・辛かのと・庚かのえ・己つちのと・戊つちのえ・丁ひのと・丙ひのえ・乙きのと・甲きのえ
亥い・戌いぬ・酉とり・申さる・未ひつじ・午うま・巳み・辰たつ・卯う・寅とら・丑うし・子ね

今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。

では、また。

 

※追記※

四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。

第一回目から読んでみたい方は、こちらからどうぞ↓

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命式を調べるには万年暦が便利です

基礎講座で使用している万年暦はこちらです。
節入日が色分けされているので、初心者でも分かりやすいと思います。

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愛され母|コドモでいることを決めたオトナ|娘JC・夫‍自然栽培農家|短大中退→飲食店勤務→簿記取得→OL→結婚→行政書士10年→出産→占い師10年|愛され妻歴20年・愛され母暦14年|51歳|四柱推命・算命学・カバラ数秘術|占い講座もやってます|札幌市西区|

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