四柱推命基礎の基礎講座

『十二支の基本』四柱推命基礎の基礎講座5

こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。

わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。

第5回目の今日は、
十二支の基本
について解説していきます。

ちなみに前回は「十干の基本」という内容でした。

『十干の基本』四柱推命基礎の基礎講座4四柱推命札幌 占いのいなば 四柱推命の基本を解説しています。...

今回も、
後半にまとめと宿題がありますので、
上手に活用して頂けたら嬉しいです。

では、
本題に入りましょう。

干は空間、支は時間

くり返しになりますが、
四柱推命では六十干支を使います。
前回は干支の「干」の部分を解説しましたので、
今回は「支」の基本となります。

が、その前に。

そもそも「干支」とは?
という話をしたいと思います。

干支の「干」は空間を
「支」は時間を表しています。
と言われてもピンとこないと思うので…。

たとえば。
今あなたがいる場所は「空間」です。
その場所は、
朝・昼・夜で
温度や日の入り方が違いますよね。
一緒にいる人の顔ぶれや、
人数が違うかもしれません。
もっと長い時間をかけて風景が変わっていく、
ということもあります。

つまり。
空間が同じでも、時間によって違う。
時間は同じでも、空間によって違う。
ということです。

干と支の組み合わせで情景をイメージする

前回、
十干は、
樹木、草花、太陽…と、
10通りの解説をしました。

もし今が「甲」の干だとしたら、
樹木のようなエネルギーの「空間」があり、
その空間が、
何時なのか、
どんな季節なのか、
どちらの方角を向いているか、
「支」は「時間」を表しているとは、
そういう意味です。

甲の例でイメージするなら、
冬の朝は樹氷が美しいかもしれません。
樹木は活動を休んでいます。

春は若葉が芽吹き成長しますね、
伸び伸びとしています。

夏の木陰は人が集まる場となり、
成長は一段落します。

秋は実りや紅葉を楽しめます。
結果がでたり成果を分け合ったりできます。

前置きが長くなりました。

要するに、
「干」と「支」を組み合わせることで、
状態の良いとき、
勢いのあるときはいつか、
状態がよくないとき、
勢いのないときはいつか、
が分かるのですね。

命式の「日主」とは日柱の干で、
その人自身を表し、
「月支月命」とは月柱の支で、
日主の空間の時間、季節を表しますので、
「日主」×「月支月命」で、
日主の状態や勢いを占える、となります。

十二支の時間経過

では、十二支の時間経過を
具体的に解説していきましょう。

五行のうち、
木は、
春、朝日の昇る東、朝、と解釈しますので、
陰陽五行説の季節の始まりは、
「木」
からです。

一年の始まりは立春。
毎年ぴったり同じではありませんが、
だいたい2月4日前後です。
節分の翌日
と覚えていただいて差し支えないと思います。

1つの季節は3つの支で構成されます。
季節の始まりは
「孟(もう)」「孟支(もうし)」
季節の盛りが
「旺(おう)」「旺支(おうし)」
季節と季節の変わり目
「墓(ぼ)」
孟・旺・墓
もうおうぼ、と覚えてください。

孟は別名「長生(ちょうせい)」
孟の始まりは、
立春・立夏・立秋・立冬、
寅・巳・申・亥。
それぞれ30日間です。

旺は別名「帝旺(ていおう)」
春分、夏至、秋分、冬至、
卯・午・酉・子。
それぞれ30日間です。

墓は必ず五行「土」の支です。
季節が土に還り、
土から芽吹く、
という意味で「土用」とも言います。
辰・未・戌・丑、
湿土と乾土を区別します。
前半12日間は一つ前の季節が残り、
後半18日間は土用になります。

【春】
寅(木・陽)
立春・孟・2月・3:00~
30日間
卯(木・陰)
春分・旺・3月・5:00~
30日間
辰(土・陽・湿)
土用・墓・4月・7:00~
12日間春・18日間土用

【夏】
巳(火・陰)
立夏・孟・5月・9:00~
30日間
午(火・陽)
夏至・旺・6月・11:00~
30日間
未(土・陰・湿)
土用・墓・7月・13:00~
12日間夏・18日間土用

【秋】
申(金・陽)
立秋・孟・8月・15:00~
30日間
酉(金・陰)
秋分・旺・9月・17:00~
30日間
戌(土・陽・乾)
土用・墓・10月・19:00~
12日間秋・18日間土用

【冬】
亥(水・陰)立冬・孟
11月・21:00~
30日間
子(水・陽)
冬至・旺・12月・23:00~
30日間
丑(土・陰・乾)
土用・墓・1月・1:00~
12日間冬・18日間土用

春30+30+12=72日間
夏30+30+12=72日間
秋30+30+12=72日間
冬30+30+12=72日間
土用18×4=72日間
72日間×5=360日
残り5日~6日は節入日で調整して一年が巡ります。
(節入日旧暦の月の1日目)

※正確な旧暦(太陽太陰暦)は、国立天文台のHPを参照してください。

以上、支の簡単な解説でした。

次回は干と支の組み合わせと勢い

次回以降は、
「干」×「支」の組み合わせと勢いについて、
更に詳しく掘り下げていきます。

では、
今日のまとめと今日の宿題に続きます。

 

【今日のまとめ】

1干は空間、支は時間を表し、組み合わせることで状態や勢いが分かる。
21つの季節は3つの支で構成されている。孟旺墓と呼ぶ。
3季節の初めは、孟又は長生。寅・巳・申・亥。
4季節の盛りは、旺又は帝旺。卯・午・酉・子。
5季節と季節の変わり目は、墓又は土用。辰・未・戌・丑、湿土と乾土を区別する。
6それぞれの支には月と時間が対応する。
7春夏秋冬はそれぞれ72日間、土用も18日ずつ72日間。節入日で調整して一年が巡る。

 

【今日の宿題】

図を自力で書けるようになること。

前回の宿題もかなりボリュームがありましたが、
覚えることはできたでしょうか?
「干」と「支」の基本を踏まえて、
次回から進んでいきますので、
がんばってください。

今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。

では、また。

※追記※

四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。

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