四柱推命基礎の基礎講座

『十干の基本』四柱推命基礎の基礎講座4

こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。

わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。

第4回目の今日は、
十干の基本
について解説していきます。

ちなみに前回は「五行の基本」という内容でした。

『五行の基本』四柱推命基礎の基礎講座3四柱推命札幌 占いのいなば 四柱推命の基本を解説しています。...

今回も、
後半にまとめと宿題がありますので、
上手に活用して頂けたら嬉しいです。

では、
本題に入りましょう。

十干について

一般的に「干支」といえば、
十二支のことを指しますが、
四柱推命では、
10個の「干」と、
12個の「支」いわゆる十二支を
組み合わせた六十干支を使います。

組み合わせるときは必ず、
干×支
の順番です。
支×干という組み合わせにはなりません。
慣れれば間違うことはありませんが、
学びはじめの頃は気をつけましょう。

また、
甲と申、
己と巳、
戊と戌、
のように似たような字を使いますので、
こちらも間違えないように
しっかり覚えてくださいね。

今日は、
六十干支を構成する「干」の基本を
さらっと簡単に解説します。
できるだけイメージや情景で、
覚えるようにしてください。

干は、
五行×陰陽
の組み合わせで10個となります。

五行× 陰陽=干・四柱推命用語
木×陽=甲・甲木(こうぼく)
木×陰=乙・乙木(おつぼく)
火×陽=丙・丙火(へいか)
火×陰=丁・丁火(ていか)
土×陽=戊・戊土(ぼど)
土×陰=己・己土(きど)
金×陽=庚・庚金(こうきん)
金×陰=辛・辛金(しんきん)
水×陽=壬・壬水(じんすい)
水×陰=癸・癸水(きすい)

ご自分の命式をメモしている方は、
日柱の天干に入る干が「日主」となり、
その人自身を表しています。
干の意味とご自身を照らし合わせてみましょう。

干(日主)の意味

【甲・甲木】
樹木のように上に伸びる。
伸びを遮るもの、命令や束縛を嫌う。
自分ルール・自分らしさを守る。
自分は自分。頑固。
木は生命という意味を持つので、情にもろい。
自己成長や自律・自立を表す。独立。

【乙・乙木】
草花のように横になって拡がる。
あるいは、蔦のように樹木に絡まって上へと伸びる。
陽の甲が自律を表すのに対して、乙は人間関係や仲間を表す。
外柔内剛。和して同ぜず。ちゃっかり。
自分の立場や居場所を守る。根回し。

【丙・丙火】
太陽のように表面を照らす。大きな炎。
熱が伝わる。表現する。
太陽は昇ったり沈んだりするのでムラがある。
ひなたぼっこのように大らかな一面と、晒す、明らかにする(明らかになる)という、厳しさのある一面を持つ。
ものごとの表側や正しさを伝える。

【丁・丁火】
灯火のように内面を照らす。小さな炎。
熱が伝わる。
炎は揺らぎやすく不安定な反面、燃え広がると全てを巻き込み焼き尽くす。
自信のなさと情熱、細やかさと大胆さの二面性。
自己の内面、矛盾や葛藤を表現する。
感情・芸術性。警戒心。

【戊・戊土】
山のように不動。
どっしりとして変化に順応しない。水をせき止める。
山の植物や動物の営みを支えることから、奉仕の精神、又は、支配と解釈することもある。
生態系の土台。中心、引力。
ものやお金が集まってくる。集める。財を廻す。

【己・己土】
大地のように全てを支え、受け入れ、生と死の循環を支える。
埋蔵し、再生させる。
そのために必要なものは全て揃っているという意味で、多芸多才。
常識的で突出しない。
人を引き付ける。情報が集まってくる。
手入れ(努力)の違いで実りに差が出る。

【庚・庚金】
金属・鋼のように強く硬い。
熱で熱され、叩かれることで道具となり役に立つ。武器。
働く。役目や使命を全うする。
撥ねつける。区別し、切り裂く。
正義感と自己犠牲、時に暴走することもある。

【辛・辛金】
宝石のようにプライドが高く、美しさを求め、傷付く事を恐れる。
生活にあってもなくても良いもの、芸術、芸事、豊かさ。
結果にこだわる。影で努力する。
世間体と権力を重んじる。
攻撃をサポートする。参謀。

【壬・壬水】
大きな水のうねり。海。生命の生まれるところ。世話好き。
体験で得る学び。知性。
じっとしていられない。遠くに行く。探求・旅。
閉じ込められるのを嫌う。勢いに任せる。
状況に合わせて自在に形を変えることができる。

【癸・癸水】
水が循環するしくみ。雨。生命の恵みとなり、育む。
現実的で損得をしっかり押さえる。

神秘的・悲観的。冷静。
知識を吸収する。頭の中、脳の中で活動する。
思考と精神。知恵。

次回は「十二支」

今回は、
干支を構成する「干」について解説しました。
次回は「支」について簡単に解説します。
お楽しみに。

では、
きょうのまとめと宿題に続きます。
覚えることが沢山ありますね。
定着させるコツは、
それぞれの風景をイメージしながら、
言葉にしていくことです。

【今日のまとめ】

〇五行「木」は「自分」を表す。
陽は上に向かって伸びたい木。甲・甲木。
陰は横に向かって広がりたい草花。乙・乙木。

〇五行「火」は「熱」を表す。
陽は外側を照らし暖める太陽。丙・丙火。
陰は内側を照らし暖める灯火。丁・丁火。

〇五行「土」は「地球」を表す。
陽は生態系の土台である山。戊・戊土。
陰は生と死の循環を支える大地。己・己土。

〇五行「金」は「道具」を表す。
陽は熱され叩かれ道具となる鋼。庚・庚金。
陰は磨きをかけ輝く宝石。辛・辛金。

〇五行「水」は「知」を表す。
陽は大きくうねり生命を生む、海。壬・壬水。
陰は循環し恵みとなる雨。癸・癸水。

 

【今日の宿題】

1十干の四柱推命用語(甲木・乙木…)を読めて書けるようになること。
2十干それぞれの簡単な解説ができるようになること。
色ペンを使って覚えるのもおすすめです。

今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。

では、また。

※追記※

四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。

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