四柱推命基礎の基礎講座

『家族の縁』四柱推命基礎の基礎講座12

こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。

わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。

第12回目の今日は、
家族の縁
について解説していきます。

ちなみに前回は「蔵干」という内容でした。

『蔵干』四柱推命基礎の基礎講座11四柱推命札幌 占いのいなば 四柱推命の基本を解説しています。...

では、
本題に入りましょう。

日主=自分

天干と蔵干から、
家族の縁をみることができます。

以前から、
くり返し解説している通り、
日主とは自分自身を表します。
ですから、
家族の縁をみるときにも、
日干を中心に考えていきます。

両親

まずは両親から。
誰もが「母」から生まれてきますので、
まず母の干を見つけましょう。
日主と生じられる関係の干が母です。

日主と陰陽違いは
「正母(せいぼ)」
日主と陰陽同じは
「偏母(へんぼ)」
です。

正母はいわゆる母、
偏母の「偏」は、
「代わりの」という意味で、
母の場合は、
養母であるとか、
母の役目をしてくれる人、
という意味になります。

命式中に正母がいない場合、
偏母を探しますが、
正母、偏母ともにない命式もあります。

ない場合は、
母親と縁が薄い、
と解釈することもできますが、
立場は親だけれど、
日主にとっては友達のようであったり、
ライバルのようであったり、
母という感覚の人ではない、
という場合もありますので、
そのあたりは、
ご本人に確認するのが一番です。

母となる干が天干にある場合は、
目に見えて日主に深く関わる存在、
蔵干にある場合は、
陰で日主を支える存在、
と考えます。

また、
年柱にあれば、
親の役目をきちんと果たす母、
月柱にあれば、
仕事や公の場で強い影響のある母、
日柱にあれば、
日主の人となりに影響のある母、
時柱にあれば、
日主と対等に付き合ったり、
将来、日主が世話をするようになったりすることを暗示します。

父は、母の配偶者ですから、
母の干と干合する干です。
干のある位置が、
天干なのか蔵干なのか、
年柱、月柱、日柱、時柱、
どこなのかによって、
日主との関わりが分かるのは、
母のときと同じです。
ちなみに、
日主の兄弟、配偶者、子供の時も、
同じように考えます。

正母と干合する干は「正父(せいふ)」
偏母と干合する干は「偏父(へんぷ)」
母と同じように、
命式にある場合とない場合があります。

配偶者

日主と干合する干は、配偶者です。
命式に配偶者はいないけど、
実際は結婚している場合は、
いわゆる夫、妻のかたちにこだわらず、
自由なパートナーシップで結ばれているでしょう。
命式上の配偶者はいるけれど、
実際はいないという場合は、
タイミングを逃しているか、
結婚に導いてくれる干がない場合もあります。
結婚に導いてくれる干については、
後日改めて解説しますね。

兄弟姉妹

日主と五行が同じで、
陰陽違いの干は、
兄弟姉妹を表します。

子供

子供は、
女性、又は妻から生まれます。
日主が女性の場合、
日主と生じる関係で、
陰陽違いは男の子、
陰陽同じは女の子となります。
日主が男性の場合は、
日主の配偶者と生じる関係で、
陰陽違いは男の子、
陰陽同じは女の子です。
実際は子供がいないのに、
命式に沢山子供がいる場合には、
部活に恵まれたり、
お弟子さんが沢山いたりするようです。

座位と干の位置の違い

以前、
年干は父、
年支は母、
日支は配偶者、
時柱は子供、
と解説したのを覚えていらっしゃるでしょうか?

例えば、
年支に男の子の干が入っている場合は、
日主にとって、
母のような役割を果たしてくれる子、
というような意味になります。

次回はここまでのまとめです

次回はひとまずここまでのまとめ、
命式の計算です。
お楽しみに。

今日のまとめと、宿題に続きます。

 

【今日のまとめ】

1.日主と相生や干合の関係になる干は、日主の家族を表す。
2.天干にある場合は、分かりやすい形で日主と縁が深く、蔵干にある場合は、陰で日主を支えてくれる存在となる。
3.年柱にある場合は親のように、月柱にある場合は仕事面で、日柱にある場合は日主の生き方考え方に、時柱にある場合は日主がお世話するかたちで関わったり、強く影響を受けたりする。
4.日主と生じられる関係の干は母。陰陽違いは正母、陰陽同じは偏母。
5.正母と干合する干は日主の正父、偏母と干合する干は日主の偏父。
6.日主と干合する干は配偶者。
7.日主が女性の場合、生じる関係の干は子供。陰陽違いは男の子、陰陽同じは女の子。
8.日主が男性の場合、日主と干合する干は妻。妻から生じる関係の干は子供。陰陽違いは男の子、陰陽同じは女の子。
9.必ずしも現実と命式が同じになるとは限らないが同じでない場合も意味はある。

 

【今日の宿題】

日主からみた母、父、配偶者、子供を判断できるようになること。

 

今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。

次回もよろしくお願い致します。

では、また。

 

※追記※

四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。

第一回目から読んでみたい方は、こちらからどうぞ↓

『蔵干』四柱推命基礎の基礎講座11四柱推命札幌 占いのいなば 四柱推命の基本を解説しています。...

命式を調べるには万年暦が便利です

基礎講座で使用している万年暦はこちらです。
節入日が色分けされているので、初心者でも分かりやすいと思います。

ABOUT ME
inabachizu
愛され母|コドモでいることを決めたオトナ|娘JC・夫‍自然栽培農家|短大中退→飲食店勤務→簿記取得→OL→結婚→行政書士10年→出産→占い師10年|愛され妻歴20年・愛され母暦14年|51歳|四柱推命・算命学・カバラ数秘術|占い講座もやってます|札幌市西区|

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA