「庚子」(かのえね)
「庚」の五行は金、鋼を表し、
子は真冬を表す十二支で五行は水、
どちらも陰陽は陽です。
「金」は基本的に季節による変化に乏しく、
そのまま「真冬の鋼」としても意味が通じませんので、
解釈には工夫が必要です。
例えば、
金の陽は指示指令を遂行する行動力、
水の陽は体験体感を求める行動。
ですから
「真面目で働き者だが素直さには欠けるかも」
とすることができます。
なぜ素直さに欠けるのかというと、
水の行動力は「自分自身の興味」から始まるものだから。
また、
金の真面目さは一度形になったものは変形しにくい、
つまり、
一旦自分のやり方を確立したら、
なかなか変化することができない、
と解釈するからです。
あるいは。
鋼が道具となるためには「火」で形を変えることが必要ですが
「庚子」は「氷漬けの鋼」となってしまうので柔軟ではない、
つまり、非常に頑なである、
とすることもできます。
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