辛丑」(かのとうし)
「辛」の五行は金で「宝石」、
「丑」の五行は土で冬と春の間を表す十二支、
どちらも陰陽は陰です。
金は土の中から出てくるので「土生金」、
「相生(そうしょう)」の関係。
土は金を生じる、
金は土から生じられる、
と表現します。
六十干支のうち「辛」の干支は6つ、
土生金の組み合わせとなるのは「辛丑」の他に「辛未」です。
冬と春の間の土である「丑」は
まだ凍っている状態、
夏と秋の間の間の土である「未」は
これからの実りに備えて様々な栄養を植物に送っている状態。
同じ土生金でも随分環境が違います。
先日お話した「相剋」と今日の「相生」は
エネルギーの関係性や流れを表すもの。
相生の関係は一般的に良いものと解釈されがちですが、
必ずしもそうとは限りません。
例えば、
相生の関係だから相手が好きで、
相剋の関係だから相手が嫌いかというとそうでもないのです。
嫌いな相手と相生の関係だと、
おせっかいに感じたり、
利用されていると感じたり、
好きな相手と相剋だと、
色々な困難を乗り越えても成長し合える関係を築くこともできます。
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四柱推命を学ぶには万年暦が便利。
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暦のズレが色分けされているので、初心者でも分かりやすいと思います。