「癸丑」(みずのとうし)
「癸」の五行は水で雨を、
「丑」の五行は土、冬と春の間を表します。
両方とも陰陽は陰です。
まだ凍っている土に降り注ぐ雨。
土は溶けたり再び凍ったりしながら、
少しずつ目覚めてゆきます。
「癸丑」は「土剋水」の組み合わせ。
剋す、剋されるとは、お互いの存在を制限し合うこと、
という意味になりますが、
決して悪いことばかりではありません。
水の特徴は「留まれない」こと。
水の陰は、
知性や思考を表していますので
「思考が留まれない」
ということになります。
つまり、常に頭の中でぐるぐると考え過ぎていて、
まとめることが苦手ということ。
土は、ダムのように水を遮断し、
堰き止める働きをしますが、
時には水路のように、
出口のない思考のぐるぐるに
「道筋」
をつけてくれるものでもあります。
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