六十干支コラム

六十干支51「甲寅」きのえとら

甲寅」(きのえとら)
「甲」も「寅」も五行は木、陰陽は陽です。
このように二つの五行が同じになる関係を「比和」と言います。
五行の関係には他に、「相生」と「相剋」があります。

「比和」とはぴったり同じという意味。
これもまた、一見良さそうでいて実は、
その良し悪しは時と場合による
というのが本当のところです。
例えば、
二代目として親の家業を継いだような場合、
親との関係が「比和」だと、
親以下の業績にはなりませんが、
親以上にもなれません。
何故なら、ぴったり同じでなくてはならないからです。

あるいは「比和」の関係のご夫婦も、
二人がずっと、ぴったり同じでなくてはならない、
という無意識の力が働きます。
新婚の頃は人も羨む仲の良さだったとしても、
転職、転勤、出産など、
二人の関係が変わらざるを得ない環境では、
お互いの変化を許したり、
理解したりすることができず、
上手くいかなくなってしまうことがあります。
比和の親子の場合、
親離れ子離れの時に激しい摩擦が起きることもあります。

「自分と相手がぴったり同じ」
というのは心地よく安心できるものではありますが、
現実にその関係を続けて行くためには、
お互いは「違う存在」なのだ
ということをお互いが認め合っていく必要がありますよね。

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愛され母|コドモでいることを決めたオトナ|娘JC・夫‍自然栽培農家|短大中退→飲食店勤務→簿記取得→OL→結婚→行政書士10年→出産→占い師10年|愛され妻歴20年・愛され母暦14年|51歳|四柱推命・算命学・カバラ数秘術|占い講座もやってます|札幌市西区|

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