「辛未」(かのとひつじ)
十二支の7番目となる未は、
夏から秋へと移りゆく季節の変わり目、
「四墓」と呼ばれる4つの土の干支のひとつです。
それぞれの土の性質は同じではなく、
全く違う特徴があります。
冬から夏までの季節の境目となる「丑と辰」は湿った土、
夏から冬までの「未と戌」は乾いた土。
更に、
冬は寒く、夏は暑いので、
冬春の境目の「丑」は、
寒くて湿った土ですから凍っている情景、
春夏の境目の「辰」は、
暑くて湿った土ですから雨の情景、
夏秋の境目の「未」は、
暑くて乾いた土ですから土埃の情景、
秋冬の境目の「戌」は、
寒くて乾いた土ですから木枯しの情景、
ということになります。
意味を知っていると、
たったひとつの文字から季節や情景を
感じ取ることができるのですね。
ちなみに「四墓」の墓という字は
もちろんこの世の終わりという意味ではなく、
死と再生、自然の摂理の象徴です。
四柱推命を学ぶには万年暦が便利。
基礎講座で使用しているのはこちらです。
暦のズレが色分けされているので、初心者でも分かりやすいと思います。